- Q.インドネシアにはどうしてたくさんの言語があるのですか?
- A.インドネシアには人の住む島だけで6000以上あると言われています。また島の多くは山がちで、人々が住める地域は限られている上に山や谷などで隔てられています。そのため今のように交通や通信が発達していなかった時代には、人々は小さな村に分かれて暮らしていました。人々が話す言語も村ごとに発達・変化した結果、いくつもの言語に分かれて今に至ります。
- Q.テキストの「逐語」ってなんですか
- A.「逐語」というのは物語についている単語ごとの説明のことです。これは文を分解していったときの一番小さい単位、つまり単語や接辞などが持つ意味や機能を示しています。この情報は元の言語の構造を分析する際にはとても重要なのですが、もし物語を読むのに邪魔だと感じたら「逐語」のボックスのチェックを外して見えなくしてください。
- Q.「逐語」のところに入っている変な暗号みたいなのはなんですか
- A.各単語についているINCL/ EXCLやPSTなどの記号のことですね。これらは、原語の要素、特に接辞が文法的・抽象的な意味を持つ場合に、言語学者が慣用的に使う記号です。例えば、INCLは一人称複数形のinclusive(包括的、聞き手を含む「私たち」)、EXCLは一人称複数形のexclusive(排他的、聞き手を含まない「私たち」)、PSTは「過去の過去」を指します。意味の一覧は上のメニューバーにある「略語について」をご参照ください。